2015年08月18日

使徒の働き第14章第1節~第7節:イコニウムのパウロとバルナバ

第14章




(英語は[NLT]、日本語は私の拙訳です。)


Paul and Barnabas in Iconium

イコニウムのパウロとバルナバ


1 The same thing happened in Iconium. Paul and Barnabas went to the Jewish synagogue and preached with such power that a great number of both Jews and Greeks became believers.

1 同じことがイコニウムで起こりました。パウロとバルナバはユダヤ人の会堂に行って、大きな力をもって教えたので、大勢のユダヤ人とギリシヤ人が信者になりました。

2 Some of the Jews, however, spurned God’s message and poisoned the minds of the Gentiles against Paul and Barnabas.

2 しかしユダヤ人の中には神さまのメッセージを鼻であしらい、異邦人たちにパウロとバルナバに対して悪意を抱かせるようにする人たちもいました。

3 But the apostles stayed there a long time, preaching boldly about the grace of the Lord. And the Lord proved their message was true by giving them power to do miraculous signs and wonders.

3 それでも使徒たちはそこに長く滞在し、主の恵みについて大胆に語りました。そして主はふたりに奇跡と不思議を行う力を与えることで、ふたりのメッセージが正しいことを証明しました。

4 But the people of the town were divided in their opinion about them. Some sided with the Jews, and some with the apostles.

4 しかしふたりについて町の人々の意見は二分されました。ある者はユダヤ人に味方し、ある者は使徒たちに味方しました。

5 Then a mob of Gentiles and Jews, along with their leaders, decided to attack and stone them.

5 すると異邦人とユダヤ人の一団が指導者たちといっしょになって、ふたりを襲って石打ちにしようと決めました。

6 When the apostles learned of it, they fled to the region of Lycaonia -- to the towns of Lystra and Derbe and the surrounding area.

6 使徒たちはそれを知り、ルカオニヤ地方へ逃げました。ルステラとデルベ、及びその周辺の地方です。

7 And there they preached the Good News.

7 そこでふたりは福音を伝えました。




ミニミニ解説

「使徒の働き」の第14章です。

シリアのアンテオケから最初の伝道旅行に出発したパウロとバルナバは、まず船でキプロス島へ渡り、東から西へ町から町へ、会堂から会堂へとまわり、福音を伝えて最終的に島の西端、ローマ帝国の総督府が置かれていたパポスの町に到着しました。そこで総督のセルギオ・パウロの家に招かれて福音を説き、セルギオ・パウロはイエスさまを信じました。

パウロとバルナバは再び船に乗って現在のトルコ共和国のアナトリア(小アジア)の南岸のパンフリヤへ向かい、港町のペルガに着きます。さらにふたりはここから150キロほど北上して、ピシデヤのアンテオケ(同じ名前の別の町)に到着しました。ふたりは安息日にさっそく会堂を訪ね、乞われるままに福音のメッセージを伝えました。多くのユダヤ人と異邦人がイエスさまを信じましたが、ユダヤ人の中にはパウロを中傷し、伝道を妨害する者もいました。

パウロは旧約聖書からイザヤの預言を引用し、これより神さまの祝福はユダヤ人より異邦人へ向かうと宣言します。ユダヤ人たちが町の有力者と謀って暴動を起こすと、パウロとバルナバは町を追い出されて東へ向かい、150キロほど先のイコニウムに至ります。イコニウムは現在はトルコ共和国の「コンヤ(Konya/Konia)」と言う人口100万人の大都市です。

はたしてイコニウムでも同じことが起こりました。パウロとバルナバがユダヤ人の会堂で教えると、多くのユダヤ人と異邦人が信じて信者となりますが、やがて伝道を妨害するユダヤ人が現れます。ふたりは神さまから力を得て奇跡や不思議を行いながら伝道を続け信者を増やしますが、殺害計画があることを知ると町を脱出します。

ふたりが次に向かう「ルステラとデルベ、及びその周辺の地方」は、イコニウムの周辺で、ルステラはイコニウムの南西50キロあたり、デルベはそこから東へ150キロほど行ったあたりです(現在のカラブナルでしょうか)。



english1982 at 22:00│使徒の働き