2015年08月28日

使徒の働き第4章第32節~第37節:信者たちが持ち物を分かち合う

第4章




(英語は[NLT]、日本語は私の拙訳です。)


The Believers Share Their Possessions

信者たちが持ち物を分かち合う


32 All the believers were united in heart and mind. And they felt that what they owned was not their own, so they shared everything they had.

32 信者の全員が心と気持ちでひとつになっていました。そして信者たちは自分たちが持っている物は自分たちの物ではないと感じました。それで信者たちは持ち物のすべてを分かち合ったのです。

33 The apostles testified powerfully to the resurrection of the Lord Jesus, and God’s great blessing was upon them all.

33 使徒たちは主イエスさまの復活を力強く証言し、神さまの大きな祝福が使徒全員の上にありました。

34 There were no needy people among them, because those who owned land or houses would sell them

34 信者たちの中には貧乏な人はひとりもいませんでした。それは土地や家を持っている者がそれを売り、

35 and bring the money to the apostles to give to those in need.

35 その代金を、使徒たちが必要な人にあげられるようにと持ってきたからです。

36 For instance, there was Joseph, the one the apostles nicknamed Barnabas (which means “Son of Encouragement”). He was from the tribe of Levi and came from the island of Cyprus.

36 たとえば使徒たちがバルナバ(「激励の息子」の意味)の愛称で呼ばれていたヨセフがいました。ヨセフはレビ族の出身で、キプロス島から来ました。

37 He sold a field he owned and brought the money to the apostles.

37 ヨセフは持っていた畑を売り、その代金を使徒たちに持ってきました。




ミニミニ解説

「使徒の働き」の第4章です。

最初の教会で信者たちがひとつにまとまっていた様子が書かれています。

自分の土地や家屋を売り、その代金をそっくり教会に全部持って来たバルナバが例にあげられています。バルナバはこの後にも登場し、重要な役割を果たします。初登場のこの部分からは、バルナバがキプロス島出身のユダヤ人であることがわかります。こうやって初期の教会の信者たちはすべてを分かち合っていたので、信者の中に貧乏な人はひとりもいなかったのです。

どうして信者たちはここまですることができたのでしょうか。まずその理由のひとつは、教会を率いる使徒たちが、この少し前に実際に復活したイエスさまに出会っていて、さらに日々、イエスさまの名前によって数々の奇跡を行い、信者たちに力強く説教をしたからです。使徒たちはイエスさまに命じられた使命に燃えていて、ただただ福音を伝えることだけに邁進していたのです。まわりに集まる信者たちは、そこに神さまの守り、導き、祝福を実感できて、教会の将来に不安の要素がまったくなかったのでしょう。

さらに信者たちは天に戻ったイエスさまが、すぐにも地上へ戻ってくると考えていたのだと思います。たとえ信者が不動産や持ち物を売却して、その代金としてある程度まとまったお金を教会へ持って来たのだとしても、信者の数は日々膨らんでいるのですから、お金はやがて底をつきます。しかし神さまの意志に沿って明らかに正しいことを行っているのに、先々のことを心配すればそれはきっと神さまをがっかりさせてしまいます。だから信者たちの行動には迷いがないのです。



english1982 at 20:00│使徒の働き