ローマ人への手紙:第2章ローマ人への手紙:第1章第1節~第17節パウロからのあいさつ、神さまの良い知らせ

2015年07月31日

ローマ人への手紙第1章第18節~第32節:罪に対する神さまの怒り

ローマ人への手紙 第1章



(英語は[NLT]、日本語は私の拙訳です。)


God’s Anger at Sin

罪に対する神さまの怒り


18 But God shows his anger from heaven against all sinful, wicked people who suppress the truth by their wickedness.

18 しかし神さまは、悪意によって真実を隠す、罪深く邪悪な人々すべてに対する怒りを天から示しています。

19 They know the truth about God because he has made it obvious to them.

19 人々は神さまに関する真実を知っているのです。神さまがそれを人々に示しましたから。

20 For ever since the world was created, people have seen the earth and sky. Through everything God made, they can clearly see his invisible qualities -- his eternal power and divine nature. So they have no excuse for not knowing God.

20 世界が創造されてから、人々は地と空を見てきました。神さまが造られたものすべてを通じて、人々は目に見えない神さまの特性を明確に見ることができるのです。それは神さまの永遠の力と神性です。なので人々は神さまを知らないと言い訳をすることはできません。

21 Yes, they knew God, but they wouldn’t worship him as God or even give him thanks. And they began to think up foolish ideas of what God was like. As a result, their minds became dark and confused.

21 そうです。人々は神さまを知っていたのです。それなのに人々は神さまを神さまとして崇拝することも感謝をすることもありませんでした。そして神さまがどんなものであるか、馬鹿げた考えを作り上げ始めました。結果として人々の心は暗く混乱しました。

22 Claiming to be wise, they instead became utter fools.

22 自分が賢いと言いながら、人々は完全な愚か者になったのです。

23 And instead of worshiping the glorious, ever-living God, they worshiped idols made to look like mere people and birds and animals and reptiles.

23 そして栄誉に輝き永遠に生きる神さまを崇拝する代わりに、ただの人や鳥や動物や爬虫類に見えるように作った偶像を崇拝しました。

24 So God abandoned them to do whatever shameful things their hearts desired. As a result, they did vile and degrading things with each other’s bodies.

24 それで神さまは人々の心が望むあらゆる恥ずべきことをするようにと人々を捨て去りました。結果として人々は互いの身体を使って不道徳で下劣なことを行いました。

25 They traded the truth about God for a lie. So they worshiped and served the things God created instead of the Creator himself, who is worthy of eternal praise! Amen.

25 人々は神さまに関する真実を嘘と交換したのです。それで人々は創造主ではなく、神さまが創造した物を崇拝して仕えたのです。神さまは永遠の賛美に値します。アーメン。

26 That is why God abandoned them to their shameful desires. Even the women turned against the natural way to have sex and instead indulged in sex with each other.

26 これが神さまが人々を恥ずべき欲望へと捨て去った理由です。女性さえ、自然の性行の方法に逆らって、代わりに互いとの性にふけりました。

27 And the men, instead of having normal sexual relations with women, burned with lust for each other. Men did shameful things with other men, and as a result of this sin, they suffered within themselves the penalty they deserved.

27 男性も、女性との普通の性的な関係を持つのではなく、互いとの肉欲に燃えました。男性は他の男性と恥ずべきことをして、この罪の結果として自分自身の中の相応の罰に苦しみました。

28 Since they thought it foolish to acknowledge God, he abandoned them to their foolish thinking and let them do things that should never be done.

28 人々は神さまを認めることを馬鹿らしいと考えたので、神さまは人々を彼らの馬鹿げた考えへと引き渡し、決してされるべきではないことをさせたのです。

29 Their lives became full of every kind of wickedness, sin, greed, hate, envy, murder, quarreling, deception, malicious behavior, and gossip.

29 人々の生活はあらゆる種類の邪悪、すなわち、罪、欲望、嫌悪、嫉妬、殺人、口論、詐欺、意地の悪い行動、そして陰口で一杯になりました。

30 They are backstabbers, haters of God, insolent, proud, and boastful. They invent new ways of sinning, and they disobey their parents.

30 人々は陰でそしる者、神さまを嫌う者、無礼者、高慢な者、そして自慢屋です。人々は新しい罪の方法を考え出し、親に逆らいます。

31 They refuse to understand, break their promises, are heartless, and have no mercy.

31 彼らは理解することを拒み、約束を破り、薄情で情けを知りません。

32 They know God’s justice requires that those who do these things deserve to die, yet they do them anyway. Worse yet, they encourage others to do them, too.

32 人々は神さまの正義が、こういうことをする人は死に値するように命じるのを知っています。それでも彼らはそれを行うのです。さらに悪いのは彼らが他の人にもそれをするように仕向けることです。




ミニミニ解説

「Romans (ローマ人への手紙)」の第1章です。

第1章の後半でパウロはいまの世の中の状況を説明します。

第18節、「 しかし神さまは、悪意によって真実を隠す、罪深く邪悪な人々すべてに対する怒りを天から示しています。」

最初を「しかし」と受けているのは、前節の第17節の内容です。第17節は、福音は私たちに神さまがどうやって私たちを神さまの目に正しく映るようにするかを教えてくれるものだと言い、それは最初から最後まで「信仰」によって、つまり神さまを信じることで達成されるとしています。そして第18節は、福音の真実を隠す世の中の人々を罪深く邪悪だと考え、神さまはそういう人々に対して怒りを示していると言います。つまり神さまは世の中に対して激しく怒っているのです。

第19節~第20節、「人々は神さまに関する真実を知っているのです。神さまがそれを人々に示しましたから。世界が創造されてから、人々は地と空を見てきました。神さまが造られたものすべてを通じて、人々は目に見えない神さまの特性を明確に見ることができるのです。それは神さまの永遠の力と神性です。なので人々は神さまを知らないと言い訳をすることはできません。」

人は自分は神さまを知らないと言い訳をすることはできません。なぜなら人はずっと世界を見てきたからです。たとえば地球です。宇宙にこんな不思議な惑星はありません。太陽からの理想的な距離、理想的な地軸の傾き、水と大気に覆われた地表、すべてが出来過ぎです。地球は365日の周期で太陽の周りを公転し、24時間の周期で地軸を中心に自転します。これが毎日ひとときも止まることなく正確に繰り返されています。他にも例を挙げたらきりがありません。これが偶然の産物でしょうか。どれくらいの確率でこれが偶然に成り立つでしょうか。デザイナーの存在を感じない人がいるでしょうか。

私たちが宇宙や自然に対して抱く感情を「神秘」と呼びますが、「神秘」とは人間の知恵では推し量れない不思議のことです。つまり人間の知恵を超越した何かです。私たちの周囲には、あらゆる場所に神さまの永遠の力と神性が現れているのです。私たちはそれが「神秘」だと自分たちの口で言っているのです。

第21節~第23節、「そうです。人々は神さまを知っていたのです。それなのに人々は神さまを神さまとして崇拝することも感謝をすることもありませんでした。そして神さまがどんなものであるか、馬鹿げた考えを作り上げ始めました。結果として人々の心は暗く混乱しました。自分が賢いと言いながら、人々は完全な愚か者になったのです。そして栄誉に輝き永遠に生きる神さまを崇拝する代わりに、ただの人や鳥や動物や爬虫類に見えるように作った偶像を崇拝しました。」

人は神さまの存在を見て感じて知っていたにも関わらず、神さまを神さまと呼んで賛美したり、神さまに感謝することをしませんでした。その代わりに自分の神を勝手に作り上げたのです。たとえば人の形に、たとえば鳥の形に、たとえば動物の形に、たとえば爬虫類の形に、人々は様々な形の偶像を自分で作り、それを神と呼んで崇拝しました。そうやって崇拝の対象となる偶像を自らの手で作りあげる自分を、人は賢いと思っているようですが、そうすることで人は完全な愚か者になったのです。

第24節~第25節、「それで神さまは人々の心が望むあらゆる恥ずべきことをするようにと人々を捨て去りました。結果として人々は互いの身体を使って不道徳で下劣なことを行いました。人々は神さまに関する真実を嘘と交換したのです。それで人々は創造主ではなく、神さまが創造した物を崇拝して仕えたのです。神さまは永遠の賛美に値します。アーメン。」

これを見た神さまは人間を見限り、人があらゆる恥ずべきことをするように見捨てたのです。それがいまの世の中です。人は神さまに関する真実を偶像という嘘と交換し、これによって神さまから恥ずべき邪悪へと引き渡されたのです。

第26節~第28節、「これが神さまが人々を恥ずべき欲望へと捨て去った理由です。女性さえ、自然の性行の方法に逆らって、代わりに互いとの性にふけりました。男性も、女性との普通の性的な関係を持つのではなく、互いとの肉欲に燃えました。男性は他の男性と恥ずべきことをして、この罪の結果として自分自身の中の相応の罰に苦しみました。人々は神さまを認めることを馬鹿らしいと考えたので、神さまは人々を彼らの馬鹿げた考えへと引き渡し、決してされるべきではないことをさせたのです。」

たとえば女性も男性も同性との性にふけるような恥ずべき行為が見られるのは、人が最初に神さまを神さまとして認めることを馬鹿らしいと考えたから、神さまが逆に人を、人の馬鹿げた考えへと引き渡し、人が頭の中で妄想することを実際に行わせて、その中で人がもがき苦しむようにさせた結果なのです。

第29節~第31節、「人々の生活はあらゆる種類の邪悪、すなわち、罪、欲望、嫌悪、嫉妬、殺人、口論、詐欺、意地の悪い行動、そして陰口で一杯になりました。人々は陰でそしる者、神さまを嫌う者、無礼者、高慢な者、そして自慢屋です。人々は新しい罪の方法を考え出し、親に逆らいます。彼らは理解することを拒み、約束を破り、薄情で情けを知りません。」

そうやって人の間にどのような邪悪が生まれたでしょうか。パウロはそれを列挙します。罪、欲望、嫌悪、嫉妬、殺人、口論、詐欺、意地悪、陰口。人々は陰で人の悪口を言い、神さまを嫌悪します。無礼、高慢、自慢を働いて自分のことばかりを大切にします。想像力豊かに次々と神さまに背く罪を考え出し、親に逆らいます。筋道立てた考えを拒み、約束を破り、薄情で情けを知りません。これらの邪悪は、みな人が神さまを認めなかったことで、神さまが人間を見捨てて、人を邪悪へと引き渡した結果の産物なのです。

第32節、「人々は神さまの正義が、こういうことをする人は死に値するように命じるのを知っています。それでも彼らはそれを行うのです。さらに悪いのは彼らが他の人にもそれをするように仕向けることです。」

人々はこういうことをすれば自分がきっと死に値すると知っています。だから自分は死んだら地獄へ落とされるのではないかと死後に恐怖します。それでも人々は行動を改めようとしません。それどころか他の人にも邪悪をするように仕向け、地獄への道連れをひとりでも増やそうとするのです。






english1982 at 21:00│ローマ人への手紙 
ローマ人への手紙:第2章ローマ人への手紙:第1章第1節~第17節パウロからのあいさつ、神さまの良い知らせ