コリント人への手紙第2【手紙その1】第7章第1節~第4節:生きる神さまの寺院(続き)コリント人への手紙第2【手紙その1】第5章第1節~第21節:新しい身体、私たちは神さまの使節団

2015年06月14日

コリント人への手紙第2【手紙その1】第6章第1節~第18節:私たちは神さまの使節団(続き)、パウロの苦難、生きる神さまの寺院

コリント人への手紙第2 手紙その1  




(英語は[NLT]、日本語は私の拙訳です。)


1 As God’s partners, we beg you not to accept this marvelous gift of God’s kindness and then ignore it.

1 神さまの協力者として、この神さまの素晴らしい親切を受けて、それからそれを無視するようなことをしないように私たちはあなた方に懇願します。

2 For God says, “At just the right time, I heard you. On the day of salvation, I helped you.” Indeed, the “right time” is now. Today is the day of salvation.

2 なぜなら神さまは言います。「ちょうど適切なときに私はあなたの声を聞いた。救いの日に私はあなたを助けた。」 まさにその適切な日がいまなのです。今日は救いの日です。



Paul’s Hardships

パウロの苦難


3 We live in such a way that no one will stumble because of us, and no one will find fault with our ministry.

3 私たちは、私たちを理由につまずく人がいないように、そして私たちの仕事に誤りを見つける人がいないようにして生きています。

4 In everything we do, we show that we are true ministers of God. We patiently endure troubles and hardships and calamities of every kind.

4 私たちが行うすべてのことに於いて、私たちは自分たちが神さまの真の使節であることを示しています。私たちは辛抱強くあらゆる種類の問題や苦難や不幸を堪え忍んでします。

5 We have been beaten, been put in prison, faced angry mobs, worked to exhaustion, endured sleepless nights, and gone without food.

5 私たちはむちで打たれ、牢に入れられ、怒りに満ちた暴徒に遭い、疲労困憊するまで働き、眠れない夜に耐え、食べ物のないときもありました。

6 We prove ourselves by our purity, our understanding, our patience, our kindness, by the Holy Spirit within us, and by our sincere love.

6 私たちは純潔と、知力と、忍耐と、親切と、私たちの中の聖霊と、誠実な愛によって自分たちを証明しました。

7 We faithfully preach the truth. God’s power is working in us. We use the weapons of righteousness in the right hand for attack and the left hand for defense.

7 私たちは誠実に真実を伝えます。神さまの力が私たちの中で働いています。私たちは正しさの武器を使って右手で戦い、左手で守ります。

8 We serve God whether people honor us or despise us, whether they slander us or praise us. We are honest, but they call us impostors.

8 人々が私たちを尊敬しても軽蔑しても、中傷しても褒め称えても、私たちは神さまに仕えます。私たちは正直ですが、人々は私たちを詐欺師と呼びます。

9 We are ignored, even though we are well known. We live close to death, but we are still alive. We have been beaten, but we have not been killed.

9 私たちは良く知られていますが無視されます。私たちは死の近くで生きますが、まだ生きています。私たちはむちで打たれましたが、殺されていません。

10 Our hearts ache, but we always have joy. We are poor, but we give spiritual riches to others. We own nothing, and yet we have everything.

10 私たちの心は痛みますが、常に喜びがあります。私たちは貧乏ですが、他者に霊的な富を与えます。私たちは何も持っていませんが、すべての物を持っています。

11 Oh, dear Corinthian friends! We have spoken honestly with you, and our hearts are open to you.

11 あぁ、親愛なるコリントの友人たち。私たちはあなた方に誠実に話しました。そして私たちの心は広くあなた方に開かれています。

12 There is no lack of love on our part, but you have withheld your love from us.

12 私たちの側に愛の欠如はありません。しかしあなた方は私たちに愛を与えなかったのです。

13 I am asking you to respond as if you were my own children. Open your hearts to us!

13 私はあなた方がまるで自分の子供であるかのように返事を頼んでいます。私たちに心を開いてください。



The Temple of the Living God

生きる神さまの寺院


14 Don’t team up with those who are unbelievers. How can righteousness be a partner with wickedness? How can light live with darkness?

14 不信者である人たちと組まないでください。どうして正しさが邪悪と組むことができるのでしょうか。どうやって光が闇と生きることができるのでしょうか。

15 What harmony can there be between Christ and the devil? How can a believer be a partner with an unbeliever?

15 キリストと悪魔との間にどんな調和があるのでしょうか。どうして信者が不信者と組むことができるのでしょうか。

16 And what union can there be between God’s temple and idols? For we are the temple of the living God. As God said: “I will live in them and walk among them. I will be their God, and they will be my people.

16 神さまの寺院と偶像に何の融和があるのでしょうか。私たちは生きる神さまの寺院なのです。神さまは言いました。「私は彼らの間に住み、彼らと共に歩く。私は彼らの神になり、彼らは私の民になる。

17 Therefore, come out from among unbelievers, and separate yourselves from them, says the Lord. Don’t touch their filthy things, and I will welcome you.

17 だから不信者の中から出て、自分を彼らから切り離
しなさい、主は言います。彼らの汚い物に触れてはいけません。私はあなた方を歓迎します。

18 And I will be your Father, and you will be my sons and daughters, says the Lord Almighty.”

18 そして私はあなた方の父になり、あなた方は私の息子たち、娘たちとなります、と全能の主が言います。」





ミニミニ解説

「2 Corinthians(コリント人への手紙第2) 」の第6章です。

「2 Corinthians(コリント人への手紙第2) 」は、パウロの少なくとも四つの手紙が一つに編纂されているという前提に基づき、章の順ではなく、全体を分割して四つの手紙が書かれた順に読んでいきます。

パウロは二回目の伝道旅行で一年半に渡ってコリントに滞在し、ユダヤ人と異邦人に福音を伝えました。パウロがコリントを去った後、コリントの教会では様々な問題が発生しました。三回目の伝道旅行の途上でパウロがエペソに滞在しているときに、コリントの教会はステパナ、ポルトナト、アカイコの三名を代表として送り、パウロに指導を仰ぎました。「1 Corinthians(コリント人への手紙第1) 」はパウロがコリントの教会へ宛てた指導の手紙でした。

パウロは「1 Corinthians(コリント人への手紙第1) 」を送るに先駆けて、テモテをコリントに派遣しています。やがてエペソに戻って来たテモテは、パウロにコリントの緊急事態を伝えます。それはコリントにパウロが説くのとは異なる福音を説く人たちが現れ、コリントの信者たちを惑わし、さらにその人たちはパウロの使徒としての資格に疑問を投げかけていると言うのです。

「2 Corinthians(コリント人への手紙第2) 」に編纂された第一の手紙は、この事態に対して、パウロが自分の資格について弁明する内容の手紙になっています。

前章、第5章の後半はパウロが自分たちは神さまを代表する使節団として、イエスさまの愛に突き動かされ、狂ったように伝道すると書いていました。

今回の第2節にあるパウロの引用は、旧約聖書のIsaiah 49:8(イザヤ書第49章第8節)です。第49章は神さまが地上にイエスさまが立つ前に、あらかじめ救世主を準備する記述として読めます。そして救世主はイスラエルを救済するのみならず、諸国の民への光となり、福音が諸国民へと告げられる日のことを書きます。パウロは福音の伝道が預言として旧約聖書に予告されていることをここから示しています。引用はIsaiah 49:1-8(イザヤ書第49章第1節~第8節)です。

「1 島々よ。私に聞け。遠い国々の民よ。耳を傾けよ。主は、生まれる前から私を召し、母の胎内にいる時から私の名を呼ばれた。2 主は私の口を鋭い剣のようにし、御手の陰に私を隠し、私をとぎすました矢として、矢筒の中に私を隠した。3 そして、私に仰せられた。「あなたはわたしのしもべ、イスラエル。わたしはあなたのうちに、わたしの栄光を現わす。」 4 しかし、私は言った。「私はむだな骨折りをして、いたずらに、むなしく、私の力を使い果たした。それでも、私の正しい訴えは、主とともにあり、私の報酬は、私の神とともにある。」 5 今、主は仰せられる。-- 主はヤコブをご自分のもとに帰らせ、イスラエルをご自分のもとに集めるために、私が母の胎内にいる時、私をご自分のしもべとして造られた。私は主に尊ばれ、私の神は私の力となられた。-- 6 主は仰せられる。「ただ、あなたがわたしのしもべとなって、ヤコブの諸部族を立たせ、イスラエルのとどめられている者たちを帰らせるだけではない。わたしはあなたを諸国の民の光とし、地の果てにまでわたしの救いをもたらす者とする。」 7 イスラエルを贖う、その聖なる方、主は、人にさげすまれている者、民に忌みきらわれている者、支配者たちの奴隷に向かってこう仰せられる。「王たちは見て立ち上がり、首長たちもひれ伏す。主が真実であり、イスラエルの聖なる方があなたを選んだからである。」 8 主はこう仰せられる。「恵みの時に、わたしはあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。わたしはあなたを見守り、あなたを民の契約とし、国を興し、荒れ果てたゆずりの地を継がせよう。」([新改訳])。

第3節~第13節はパウロが伝道活動でどのような苦難に遭っているかを綴っています。

第5節にあるように、パウロはむちで打たれ、牢に入れられ、暴徒に襲われ、眠れない夜や食べ物のない状況にも耐え、疲労困憊するまで働きます。これらの一部は、新約聖書の「Acts(使徒の働き)」の中にも記述があります。

第3節、パウロはそのような苦難を乗り越える過程でも、自分を理由に信仰につまずく人が出ないように、自分の仕事に誤りを見つける人がいないように注意して生活しています。

それは第4節にあるように、パウロが自分が神さまを代表する使節であると自覚しているからなのです。イエスさまも福音書の中で言っています。Matthew 18:6-7(マタイの福音書第18章第6節~第7節)です。

「6 しかし、わたしを信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、大きい石臼を首にかけられて、湖の深みでおぼれ死んだほうがましです。7 つまずきを与えるこの世はわざわいだ。つまずきが起こるのは避けられないが、つまずきをもたらす者はわざわいだ。」([新改訳])。

第6節、パウロは純潔と知力と忍耐と親切により、また自分たちの中から自分たちを助ける聖霊の存在と、誠実な愛によって自分たちの正しさを証明するのです。

第11節~第13節でパウロはコリントの信者たちに、心を開くようにと懇願しています。パウロの切実な懇願、心の叫びです。

第14節~第18節は、一転してコリントの信者たちに投げかけられる疑問になります。聖霊を受けたクリスチャンの身体は聖霊の住む聖なる寺院であるという説明は、「1 Corinthians(コリント人への手紙第1) 」の第6章でも行われました。そういう正しく神聖な状態にある自分たちが、どうして不信者と組めるのか、邪悪と組めるのか、闇と組めるのか、とパウロは問いただします。

第16節~第18節の引用箇所は正確にはどこであるか特定できませんが、パウロが自分たちが神さまを代表している使節であることの根拠として引用する、神さまが最終的に世の中にもたらす救いについて予告する預言箇所のいくつか引用しておきます。

Ezekiel 20:33-34(エゼキエル書第20章第33節~第34節)。

「33 わたしは生きている、-- 神である主の御告げ -- わたしは憤りを注ぎ、力強い手と伸ばした腕をもって、必ずあなたがたを治める。34 わたしは、力強い手と伸ばした腕、注ぎ出る憤りをもって、あなたがたを国々の民の中から連れ出し、その散らされている国々からあなたがたを集める。」([新改訳])。

2 Samuel 7:8-14(サムエル記第2第7章第8節~第14節)。

「8 今、わたしのしもべダビデにこう言え。万軍の主はこう仰せられる。わたしはあなたを、羊の群れを追う牧場からとり、わたしの民イスラエルの君主とした。9 そして、あなたがどこに行っても、あなたとともにおり、あなたの前であなたのすべての敵を断ち滅ぼした。わたしは地上の大いなる者の名に等しい大いなる名をあなたに与える。10 わたしが、わたしの民イスラエルのために一つの場所を定め、民を住みつかせ、民がその所に住むなら、もはや民は恐れおののくことはない。不正な者たちも、初めのころのように重ねて民を苦しめることはない。11 それは、わたしが、わたしの民イスラエルの上にさばきつかさを任命したころのことである。わたしはあなたをすべての敵から守って、安息を与える。さらに主はあなたに告げる。『主はあなたのために一つの家を造る。』 12 あなたの日数が満ち、あなたがあなたの先祖たちとともに眠るとき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。13 彼はわたしの名のために一つの家を建て、わたしはその王国の王座をとこしえまでも堅く立てる。14 わたしは彼にとって父となり、彼はわたしにとって子となる。もし彼が罪を犯すときは、わたしは人の杖、人の子のむちをもって彼を懲らしめる。」([新改訳])。

Isaiah 43:5-6(イザヤ書第43章第5節~第6節)。

「5 恐れるな。わたしがあなたとともにいるからだ。わたしは東から、あなたの子孫を来させ、西から、あなたを集める。6 わたしは、北に向かって『引き渡せ』と言い、南に向かって『引き止めるな』と言う。わたしの子らを遠くから来させ、わたしの娘らを地の果てから来させよ。」([新改訳])。

Isaiah 52:11(イザヤ書第52章第11節)

「去れよ。去れよ。そこを出よ。汚れたものに触れてはならない。その中から出て、身をきよめよ。主の器をになう者たち。」([新改訳])。

Jeremiah 31:8-9(エレミヤ書第31章第8節~第9節)。

「8 見よ。わたしは彼らを北の国から連れ出し、地の果てから彼らを集める。その中には目の見えない者も足のなえた者も、妊婦も産婦も共にいる。彼らは大集団をなして、ここに帰る。9 彼らは泣きながらやって来る。わたしは彼らを、慰めながら連れ戻る。わたしは彼らを、水の流れのほとりに導き、彼らは平らな道を歩いて、つまずかない。わたしはイスラエルの父となろう。エフライムはわたしの長子だから。」([新改訳])。






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